IN CULTURE
音楽プログラム:Partner Program with “Indonesian Netaudio Festival 2018―Sharing Over Netizen Explosion”
昨年度のフィリピン・マニラ「WSK―The Festival of Recently Possible」との協働事業に続き、2018年8月にはインドネシア・ジョグジャカルタ「Indonesian Netaudio Festival 2018―Sharing Over Netizen Explosion」において国際交流基金アジアセンター主催の展覧会と音楽プログラムを開催しました。
ディレクター
ジョグジャカルタを拠点に、現代美術、デザイン、音楽を横断した作品を制作するアーティスト。コレクティブにある実験性や、ジャンルを横断する作品、現代文化に介入する実践に関心をもち、キュレーションの思想を活動の指針とする。音楽の宣伝や配信をおこなうネットレーベルYes No Wave Musicの運営や、実験音楽コンサートYes No Klubの企画、アーティストランスペースRuang MES 56のメンバー、ディレクターとしても知られている。2015年、ジョグジャ・ビエンナーレの共同キュレーター。2012年にはインドネシアのネットレーベルプロデューサーらとIndonesia Netaudio Forumを設立し、2012年と14年にIndonesia Netaudio Festivalを開催。
出演者
KEIZOmachine!とJUICYにより1998年に活動開始。プログラミングやシーケンスを一切使用せず、リアルタイムにサンプラーのパッドを叩いてビートを刻み、スクラッチやパーカッションなどを乗せていく独特のスタイルでライブを行う。VJを迎えた音楽と映像との融合も特徴。一方、CDやレコードの楽曲ではプログラミングやシーケンスをふんだんに使用し、独特のサウンドを作る。また、2006年には多様な専門性をもつクリエイターとの交流の場「GROUNDRIDDIM」を結成し、イベント制作、企業広告への企画、音楽制作、映像制作などの幅広い活動を行う。

ジョグジャカルタを拠点に、国際的に活躍する実験音楽ユニット。伝統音楽、ヘビーメタル、前衛音楽が奇妙に混まじりあう独特の音楽を創作。インドネシアのネットレーベルYes No Wave Musicよりフリーダウンロードでデビューアルバムを発表し、Melbourne International Jazz FestivalやオーストラリアのMONA FOMA festivalへの参加で国際的評価を得た。以来、大小を問わず世界中の重要なフェスティバルに数多く出演し、内橋和久、大友良英、恩田晃、吉田達也、灰野敬二、ダモ鈴木といった日本の音楽家やStephen O’Maley、メルトバナナといった著名なミュージシャンらと共演、共同作業を行ってきた。

90年代前半に生まれたdangdut(ダンドゥット)とハウスミュージックのミックスであるFunkot(ファンコット)音楽のパイオニア的存在として知られる。インドネシアのアンダーグラウンドなクラブで強烈なパフォーマンスを繰り広げる一方、インドネシアにおいてビデオCDを流通し、知名度を上げた。音楽産業の急速な変化のなかで、15年以上ものあいだ活動を休止。今回のIndonesia Netaudio Forumが再結成後はじめてのパフォーマンスの舞台となる。

HIFANA Live at Indonesia Netaudio Festival 3.0
SENYAWA Live at Indonesia Netaudio Festival 3.0
BARAKATAK Live at Indonesia Netaudio Festival 3.0