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ワークショップ 「スライムシンセサイザー・シンフォニア」「シンガポールの音をつかもう」

2016年6月25日-26日 会場:シンガポール工科デザイン大学「Maker Faire Singapore」
講師:ドリタ、佐々木有美、金箱淳一
主催:国際交流基金アジアセンター

オリジナルの自作楽器を開発し、新たな音響表現と演奏体験を追求する2組のアーティストによるワークショップを開催。既存の製品や技術の利用に留まらず、ツール自体を自ら開発し、表現を具現化していくDIYの創造性に触れる機会を提供した。

スライムを触る、あるいは変形させることで音を奏でる楽器『Slime Synthesizer』と、本体を傾ける、揺する、叩くことで演奏するギター『Mountain Guitar』、そして打楽器の振動を他の奏者に伝えてグルーブ感を喚起する楽器『Vibracion Cajon』が登場。DIYや電子工作を駆使して製作されたこれらの作品は、モノとしての完成に留まらず、演奏や体験を通じて新たな表現やコミュニケーションを可能にする「メディア」としても機能します。これらの楽器を自由に体験するなかで、様々な自作電子楽器によるセッションが生まれるかもしれません。また同ブースでは、同作家による様々な作品や日本で主流となっている電子工作の基礎を学ぶキットを集めたプレイグラウンドを設置します。また、期間中には同作家を講師としたワークショップも実施(各日1回ずつ)。科学の基礎知識の習得とDIYによるデバイスの制作を通じ、既存の楽器や音楽演奏にはない全く新しい演奏体験と音楽表現をぜひ体験してください。自作楽器を集めて、みんなでMake & Play!

Workshop “Make & Play! Slime Synthesizer Sinfonia”

スライムを触る、あるいは変形させることで音を奏でる楽器『Slime Synthesizer』の作者によるワークショップ。流動体を操り、まるで音の雲を摑んでいるように音波を作り出すこの作品は、第18回文化庁メディア芸術祭の新人賞を受賞し、「Maker Fair Tokyo」でも大人気を博した電子楽器です。本ワークショップでは、スライムを制作し、シンセサイザーと組み合わせることで、参加者オリジナルの楽器制作を行います。物質の三態(個体・気体・液体)や電気抵抗といった科学の基礎を実践的に学ぶとともに、日本のMakerが夢中になっている自作電子楽器の楽しさを学ぶことができます。ワークショップの最後には参加者全員で大演奏を行い、「Maker Fair Singapore」オリジナルのシンフォニアを奏でる予定です。科学の基礎知識の習得とDIYによるデバイスの制作を通じ、既存の楽器や音楽演奏にはない全く新しい演奏体験と音楽表現を経験する本ワークショップ。DIYが有する創造力、その可能性に出会ってください。

ドリタ(クリエイティブディレクター)

東京を拠点とし、2012年よりアーティスト活動を開始。「視覚」と「味覚」、「聴覚」と「視覚」など、異なる五感を組み合わせた新たな体験を生み出すことを基本姿勢とし、電子デバイスを用いた作品制作を行っている。佐々木有美との共作『Slime Synthesizer』は第18回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞。2016年には、虫の微細な足音を特殊なマイクロフォンを通じて合奏にする『Bug’s Beat』を発表(第8回恵比寿映像祭)。デジタルなものをフィジカルに変換するなど、ハイテクな技術を使って、ローテクな作品に仕上げている。

http://www.doritab.com/

佐々木有美(科学館職員、ファシリテーター)

1984年東京都生まれ。都内の科学館職員としてこどもと楽しく遊んで学ぶことを考え、科学に関するワークショップや企画開発に従事。音、スライム、工作、電気、昆虫、カタツムリ、結晶、鉱物などへの好奇心から電子デバイスを用いた作品制作も行う。そのあまりの好奇心の強さから2015年にはテレビ番組「日立世界ふしぎ発見!ミステリーハンター(TBS)」に出演し、世界一伸びる究極のスライムを求めて原材料・グアガムを調査しにインドに渡航。ドリタとの共作『Slime Synthesizer』は第18回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞。2016年に新作『Bug’s Beat』を発表(第8回恵比寿映像祭)。

https://yumisasaki.wordpress.com/

Workshop ” Make & Play! Catch the Sound of Singapore“

身近な音を採集して楽器に変えるガジェトを制作し、参加者によるオリジナルの音風景をつくるワークショップ。講師を務めるのは、玩具の開発知識と電子工作技術を組み合わせ、楽器の演奏技術や身体の障害に関係なく音楽を楽しむ道具「共遊楽器」を開発する楽器インタフェース研究者です。本ワークショップでは、参加者それぞれがガジェットを制作し、それを片手に「Maker Fair Singapore」の会場をフィールドワークします。人の賑わいや機械の動く音、風や車、虫や鳥の音などを採取したり、会場にあるモノを叩いて不思議な音色を出してみたり、身近な風景に潜む自分だけの“音”を探していきます。ワークショップの最後には参加者みんなで音を組み合わせて演奏し、「Maker Fair Singapore」の音風景をつくりだす予定です。DIYによるデバイス制作を通じて電子工作の基礎知識を習得するとともに、「音」の録音と演奏を通して日常を再発見するサウンドスケープデザインの基礎を実践的に学ぶことができます。

金箱淳一(楽器インターフェース研究者)

1984年長野県生まれ。岩手県立大学ソフトウェア情報学部、IAMAS (情報科学芸術大学院大学) 修士課程修了。玩具会社で企画業を経た後に美術大学の助手を勤め、現在は女子美術大学及び筑波大学で非常勤講師を勤めながら、筑波大学人間総合科学研究科博士課程に在学中。玩具の開発知識と研究対象の楽器を組み合わせ、障害の有無を問わず音楽を楽しむための道具「共遊楽器(造語)」を国内外で展示・発表するほか、作品を用いたワークショップを開発し、美術館等で講師を務める。代表作に『Mountain Guitar』(2006、第11回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品) 、『the blink stone』(2013アジアデジタルアート大賞エンターテインメント(産業応用)部門大賞)、『ratatap』(2015アジアデジタルアート大賞エンターテインメント(産業応用)部門入賞、福岡市長賞)など。

http://www.kanejun.com/

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講師:ドリタ、佐々木有美、金箱淳一
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