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情報化社会の進展に伴い、個人のあり方や他者との関係性、アイデアや技術の共有方法が変質する現在、デジタルテクノロジーによる創造性は、未来に向けてどのような文化モデルを描けるのでしょうか。国際交流基金アジアセンターが実施するメディアアート交流事業「ref:now—toward a new media culture in asia」は、メディア文化をめぐる同時代の創造性を、アート、対話、教育、協働などの様々な取り組みから体系的に捉えようとする試みです。
メディア技術が浸透し、複数の他者と瞬時につながるようになったネットワーク社会では、空間と時間、既存の文化領域を越えたダイナミックな発想がある一方で、個人の認識と経験に基づくリアリティも共存しています。テクノロジーを主題/技法とする表現や、ネットワークによって形成される新たなコミュニティやムーブメントからは、こうした複雑化する社会と私たちを取り囲む情報環境を理解し、個人のアイデンティティと地域固有の文化を共有する手がかりが見えてきます。
本プロジェクトでは、いままさに急速に発展を遂げるアジアのクリエイティブシーンに注目し、展覧会やワークショップ、シンポジウムやパフォーマンスなどを通じ、アジアにおける次世代間の交流・協働を促進していきます。近代的な芸術観をずらすような新たな創造性にアプローチすることで、グローバル化によって変容する社会と私たちの“現在(now)”を“参照(reference)”します。